ということで皆さまメリークリスマス。ニュースによればマライア・キャリーのクリスマスのあの曲が25年かけて全米1位になったとか。まあ正直どうでも良いです。で、ただいまハタのアパートはフランク・シナトラのクリスマスアルバムの無限ループ中でございます。
ぶっちゃけキリスト教徒でもないしどっちかっていうと母方は曹洞宗、父方は臨済宗妙心寺派、本人は現在原始仏教と神道系の歴史本を読み漁っているというバリバリの異教徒のハタがうっすらとこの国民的な祝日をお祝い申し上げます。ちなみにクリスマスはとりあえずキリスト教徒のお祝い事だとされていますが、ユダヤ系の方は数日早くハヌカというお祭りがあり、アフリカ系キリスト教徒の方(全員ではない)はクワンザという行事でお祝いするそうです。ということでまあそうなると実質上アメリカの国民の8割以上はこの時期に何かしらのお祝いをしている、と考えて良いようです。一度家人のお友達のユダヤ系の方のハヌカのお祭りにお呼ばれしたことがありましたが、その時はユダヤ系の方の独自のお祝いの仕方を教えてもらってとても面白かった記憶があります。確かその時は巨大なハムとハッシュドポテトを夕食にいただいた記憶があります。
今年は家人がクリスマスの飾り付けをしてくれましたので、自宅のアパートの中もなんとなくクリスマスっぽい。それはそれでありがたいことですが、ハタもアメリカに流れ着いてはや15年弱、もういい加減アメリカの風習にじっくり付き合ってみても良いのでは、と思うようになり、今年はハタなりにクリスマスの飾り付けにチャレンジしてみました。とりあえず手元にあるもので清い聖なる夜を演出してみます。クリスマスといえばジングルベル。ベル、、、、鈴、、、、
中央:青銅器家畜用ベル ドン・ソン文化(ベトナム)紀元前1000〜紀元0年
右:女神像 ヴァルディヴィア文化(エクアドル)紀元前3500年〜2500年
柊をあしらってクリスマスの雰囲気を演出してみました。
メリークリスマス(強気)!
まあイエス様自体がそもそも地上に生まれてない時代の遺物ですね。っていうかイエス様思いっきり若輩者。こちらの女神さまから比較したらもう購買部にあんぱんを買いに走らされるくらいの格下感。考古学オタからするとイエス様は割と最近の出来事ですしねえ。あ、一応両方とも本物です。複製とかじゃないです。ハタが騙されてなければ。我ながらなんでこんなもん持ってるんでしょうか。まあ、そりゃ自分で買ったからですけど。ええ、わかってるんです、はい。
ということで本題のクリスマス。改めてみなさまいかがお過ごしでしょうか。
こちらは数週間前からもうすでにテンション高めで推移しております。週末にもなればサンタ衣装にもを包んだ若者が昼間っからバーなどで騒いでおり、人種・文化を超えていい酒のアテと化しております。
うわー●悪そうですねー(目を細めながら)
まあとりあえずお約束なので言っておきましょうか。
どうせ夜のサンタは全裸ソックスなんでしょ?
うわあ(自分で言って自分でドン引き)
はい、気を取り直して次に進みます。
この時期になると「クリスマス・マーケット」が開催されるようになります。今まであまり参加したことがなかったので(異教徒なもんでつい)、今回たまたま開催日時をネットで発見し、せっかくなので見に行ってみましょう、ということで。行ってきました。まあ、個人的には季節柄クリスマス関連のいい商品とか、ちょっと古い時代のオーナメントとかが無いかなー、と期待して見に行ったわけですね。古い煉瓦造りのビルの5階で、色々なお店がひしめき合っておりました。まあぱっと見はさすがニューヨーク、おしゃれ感満載です。
うん、買うもの特になし。
個人的には「この時期だからこそ買いたいもの」を探しに行ったのですが、普通のフリマやんけ、と。これだったら別に寒い思いしてわざわざここまで来なくても、春まで待ってりゃええがな、と。
じゃあ、春になったから買いたくなるものがあるのか,って言われたら、それもどうかな、という感じではありますが。まあ正直こういう小物・雑貨系はぶっちゃけ日本の方が充実度と洗練度が半端なく高いですからねえ。なんかやっぱりアメリカ人が作るものって基本的にゴツくて雑。そういうところに目がいってしまうと商品としての魅力は微妙。まあセンチじゃなくてインチで生きてる人たちなんで、もうその辺からして感覚が違うのは仕方がない気がしますが。まあそれでもクリスマスっぽい気分はそれなりに味わたので良し、としましょう。
帰り道に立ち寄ったおしゃれ雑貨屋でおしゃれなふりをしてしれっと並んでいる毎日香。
お前の立ち位置はそこじゃねえ。
この時期になると道に並ぶのがクリスマスツリーです。そばを通ると爽やかな針葉樹の香りがして、とても清々しい気分になります。割と杉とかに近い香りです。一年に数週間、この時期だけのお商売ですが、この時期にだけ道っぱたに現れ、数週間に渡りもみの木を24時間売り続け、そしてクリスマスの次の日にはもう何もなかったかのように去って行きます。割と狂気。
このクリスマスツリー売りのみなさん、残りのほぼ340日は一体何をされているんでしょうか。
毎日毎日手塩をかけてクリスマスツリーを育てていらっしゃるんでしょうか。見かけるたびにああ、クリスマスが来たなー、という気になるとても良い風物詩ですが、その姿は謎に包まれています。ちなみにクリスマスが終わって新年が明けた頃になると、クリスマスツリーの死骸が道端に転がるようになり、この世に永遠の命は存在しない、というブッダの教えが身にしみます。
そして各ご家庭もクリスマスの飾り付けに力が入ります。
お家の外にここまで気合の入ったクリスマスツリーを飾るのはかなり珍しい。自分はともかく道ゆく人を楽しませてあげようというサービス精神旺盛なお家の方のようです。装飾もかなり手慣れた感じがします。今年見た路上装飾なの中ではダントツの完成度でした。
ということでまずはこちらのクリスマス報告第一弾でした。
まさかの第2弾も準備中でございます。第2弾は阿鼻叫喚の血まみれクリスマスです!
刮目して待て!
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