探検ぼくのまち

皆様ご機嫌麗しう。こちらは気温も上がり、日中は30度を越すようになりました。ついにやって来た初夏、という感じでしょうか。おかげさまで相変わらずのマスク着用生活続行中ですが、それでもだいぶ街に活気が戻ってまいりました。現段階でニューヨークは都市封鎖解除の第二段階にまでやって来ており、このままうまくいけば次の第三段階に移行するようです。


で。

今週頭から実質上の第二段階に入ったわけですが、とりあえず飲食店は屋外での飲食が可能になりました。ということで、近所のレストランのいくつかは、外にテーブルをおいて営業を再開。さらに今回は特別措置、ということで、申請すれば道路の一部を屋外飲食のために使用できるようになった、そうでして。近所のレストランも急遽申請をされたらしく、こんな感じに。



まあ道路上なのですぐそばを車がガンガン通り過ぎていくのですが、夕方をすぎてしまえば結構いい感じの屋外レストランに。これはこれで楽しそうです。実際お客さんもたくさん来られて、久しぶりの外食を楽しんでおられるようです。とか言ってたら先ほど大変な雷雨がやって来ました。逃げ惑うお客さん。天気が良いなら屋外はいい感じですが、流石に夕立はキツい。


とは言え。世間では若くて馬鹿で体力だけはある若者が山盛りデモ活動をしていたりしておりました。ちょうどでもや暴動が起こり始めて3週間くらいになりますが、流石に今ではかなり鎮静化したものの、蓋を開けてみたらやっぱりコロナ感染者が再び急増の兆しほら言わんこっちゃない。コロナのワクチンも必要だけれども、バカにつける薬も開発してくれたらいいのに、と思っていますが、まあ、バカはバカなんで本当何にも考えてないんですよね、バカだから。でもあいつらコロナにかかってもなかなか死なないんですよね、バカだから。あ、だからと言ってバカに政治の右左はないですよ。アメリカには「呼吸は神から与えられた自由だ」と言ってマスクをしない保守のバカもいますからね。さっさと滅びたらいいのに、って思うんですが、なかなか滅ばないんですよね、バカだから


まあさすがにニューヨークはスタートがアメリカで一番最悪、のラインからスタートしましたので、良かれ悪しかれ皆さん必死で予防に努めたおかげでかなり沈静化はしているのですが、今度は他の地域でがつんと感染者が増えております。一度都市封鎖を解除したものの、再び封鎖宣言を出した地域もあり、この辺はまだ非常に怪しい。


という事で。

また都市封鎖になる前にいっちょマンハッタン行ってみてくるか、と。まあ地下鉄に乗って人の多い地域に行くわけですから、危険がないわけではないのですが、まあ気温も暑いし湿度もそこそこあるので、ある意味一番安全な時期は今よね、という事で、実におよそ4ヶ月ぶりにマンハッタンに行くことにしました


という事で地下鉄に。この4ヶ月近く、全く地下鉄に乗ってない訳ではないのですが、ブルックリンから川を渡ってマンハッタンに向かう地下鉄に乗ったのは4ヶ月ぶり。都市封鎖も解除されたので、そこそこ人が乗っているかと思ったのですが。


金曜日の正午なのに全く人がいません。

さすがにこれはちょっと珍しい光景です。途中乗り換えてマンハッタンに向かう電車に乗るのですが、それを待っている時もこんな感じ。


この駅、数本の主要な地下鉄が一気に交わる、交通の要所みたいな駅で、この駅も普段は人が満杯なんですが、基本ガラガラ。平日のお昼までこの状態、というのはあんまり見たことがありません。

そもそもこの7番線と呼ばれる地下鉄、クイーンズの奥地から中国人移民やメキシコ人移民が毎朝大量にマンハッタンに送り込まれる地下鉄として有名で、「移民電車」とまで言われてコケにされている線なのですが、それがこの状態。まあ実際都市封鎖解除、とは言っても現状ではまともにオフィスなどが開いているわけでもないので、ほとんどの人はまだ自宅待機でリモートワークのまま、なのですが、そレにしてもこの閑散っぷりにはびっくり。実際この7番線、最も感染者を多く出した地域をずばっと通る線なんですよね、、、ちょっとその辺は緊張感があります。


そしてマンハッタンのグランドセントラル駅にに到着するのですが。


うわー人いねえ。


まあご覧になる方によっては「あれ?まだ人いるじゃん」と思われるかもしれませんが、普段はここ、昼夜問わず膨大な数の人でごった返しているんですよ。普段は最低でもこのくらい。朝夕のラッシュ時や観光シーズンに突入するともうとんでもないことに。


360度カメラの映像なのでグリグリ動かせます


駅構内のお店も3ヶ月以上にわたる封鎖に耐えられず、完全撤退したお店もちらほら。



チョコレート屋さんの装飾もイースター(4月初旬)で止まっています。

駅としての機能はまだ維持されているにもかかわらず、駅構内に入っているお店のほぼ全てが閉店したままなので、もう駅の中が軽い廃墟と化しています。本当ならもう少し中を探検してみたいところですが、駅構内はなんだかんだ言っても閉鎖空間。密と言うほどの人数はいなくともやはり屋外よりは危険。という事でさっさと外に出てみます。


ここの通りもいわゆるタイムズ・スクエアに直接通じる道なので、普段は観光客とサラリーマンでごった返している地域ですが、見事なまでの閑散っぷり。まあよくよく考えれば今でもオフィスは閉まったまま、の上アメリカにに観光に来ている外国観光客はほぼゼロ、なわけで、それを考えてみればまあ閑散とするのは当たり前か、と。でもまあ観光客がいないマンハッタン、っていうのもある意味ものすごく珍しいわけで、そういう意味では貴重な光景ではあります。感覚的には人の量は普段の2割くらいかな、という感じ。まあ実際お店も閉まってる、レストランも大半が閉めたまま、会社に行く人がいない、観光客がいない、となればこのくらいの人数になってしまうのかもしれません。


そしてグランドセントラルから歩いて15分ほどのところにある、ニューヨーク公立図書館に。

本来今の時期ならこのくらいの人通り




そもそもこの時期レストランは開いてないないだろう、というはもうわかっていましたので、だったら近所にある日本食スーパーでお惣菜でも買って図書館前の公園でご飯を食べればいいか、と思っておりました。なので、途中その日本食スーパーで惣菜を買って図書館に向かったわけですが。そちらでもまさかの驚愕の光景が。


図書館入口に雑草が生い茂っており。

さすがに図書館も閉館したまま数ヶ月閉鎖されたままなので、誰も人が来ない結果、本来なら生えるはずのない雑草が。恐らくニューヨークの歴史の中でもここまでこの図書館が放置されたまま雑草が生茂るに至った事例、というのはほとんどないのではないでしょうか。地味ながらもよくよく考えてみると今回のコロナがいかに深刻な影響を及ぼしていたか、がじわじわと伝わって来ます。


という事で公園でお昼ご飯。日本食スーパーの海鮮丼いただきます。

普段お昼前にこんな日本食スーパーに行っても、こんな素敵な品物はすぐに売り切れてしまうので、なかなかお目にかかることはありません。これもある意味コロナのおかげ。


外食も100日以上してませんから、こうやって外で和食を食べるなんて本当に久しぶり。

思わずしみじみしてしまいました。


周りを見渡すとこの時間に必ずやってる法輪功の皆さんが絶賛気功鍛錬中。

普段だと観光客の好奇の目に晒されつつ気功をされておられるのですが、さすがに街に観光客がいないので誰からも注目されることもなく。そしていつもから比較すると参加者も半分以下。


受信中


でまあ、せっかくマンハッタンまで来たのだから、もう少し街の様子をみておきましょう、、ということで、近隣をぐるっと回ってみました。そもそも現段階では一般的な衣料品や本屋さん、のようなお店はまだ開いておらず、普段のように歩道を歩きながらふらっとお店に立ち寄る、ということはできません。なのであくまでも街を観察、ということになりますが。


やはり気になるのは暴動の名残。





人気の高いお店は軒並みこんな感じで。そもそも都市封鎖で数ヶ月営業をしていなかったところに暴動ですからねー。もう入り口がどこにあったかも分からないレベルでベニヤ板で完全封鎖。これが1件だけ、ではなく、そこら中のお店がこの状態。もうウインドウショッピングもへったくれもありません。



女性向けお洒落下着屋さんもこの通り


まあもともと観光客がいないので、万が一お店を開けていたとしても開店休業、、みたいな状況だとは思いますが、世界的にもダントツの集客力を誇るニューヨークのお店がこの状態、というのは後にも先にもちょっとないかもしれません。しかもこれがすでに100日以上続いているわけで、それを考えるとやはりものすごい異常事態が今も起こっているのだなあ、と思わざるを得ません。この状態はある意味日本人が東北の震災を体験した時に感じたこの世の終わり感、に近いのかもしれません。ハタが普段生活しているエリアはこういうショッピング街ではないので、街自体がコロナや暴動でここまでの視覚的な変化を起こした、という感じはほとんどなかったのですが、マンハッタンは流石にその辺の変化がものすごく目につきます。


そしてよくよくみてみると暴徒によって襲われた店もあり。ここのお店は入り口の扉のガラスが破られておりました。


やっぱりスニーカー屋が襲われているようで。なんでそんなにスニーカーが欲しいんですかね、あの人たち。ハタは若い頃からエアジョーダンとか大っ嫌いだったので、あの辺のスニーカーを集める人たちの気持ちがよくわかりません。まあ身長2mくらいある黒人のスポーツ選手が履くならかっこいいとは思いますけど、まあハタみたいな平たい顔族の日本人には無理。バランス悪すぎ。どうせごついスニーカー履くんだったらコンバースの厚底のやつですよ。こういうのを履いて周りから指差されて笑われたい。そして目の前で派手にけつまづいた挙句に顔からこけて鼻血の一つでも出してみたい。

この系は毎回割と本気で買おうかどうか悩む



そして先日の暴動で同じく暴徒に襲われた百貨店、Macy's。こちらもせっかくなので見に行ってみました。下の動画で写っている、まさにその場所にまで行ってみましたが。


レイヴオーン

そして数週間後


流石に百貨店なので、破られたガラスなどはきれいに修復されて、数週間前の暴動の後はほとんどありませんでしたが、でもまあ、結局この写真に写ってるショーウインドウの部分が全部破られてますからねえ。隙間を覗くと割れたガラスがまだ散らばってたりして、地味に生々しいものがあります。ほんと数週間前にここで暴動があったんだなあ、と思うと、改めて今の状況の異常さ、というか特殊さ、というか、良かれ悪しかれ歴史的な大事件の渦中にいるのかもしれない、という気がしました。


まあ一見ぱっと遠目でみた限りではそれほど大きな変化がある、という感じには見えないのは正直なところです。日本の震災みたいに建物事態が崩壊したり、高速道路が寸断されたり、そういう物理的な崩壊があったわけではないですから、遠目にみる限りではそれほどコロナの影響があるようには見えませんが、やはり歩道を歩きながらお店を一つ一つ見ていくと、ほとんどのお店に人の影が見えず、ひっそりと静まり返っているのがなんとも言えず不気味です。


まあこのまま感染者数が減っていけばこのマンハッタンの商業地域も再開され、再び人が戻ってくるのかもしれませんが、ぶっちゃけ現状全米のバカのせいで感染者数また増えちゃってますしねえ。果たして順調に再開できるかどうか。場所によっては再封鎖を決定した地域もあり、ニューヨークも場合によっては再封鎖も十分ありうるわけです。果たしてどうなることやら。


という事で今回は久しぶりのニューヨークの現地情報でした。









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