皆様ご機嫌麗しう。こちらもすっかり秋になりました。さようなら夏。今年の夏、何してたのかなー、って思い出そうとするんですけど、ほんと大したことしてませんね。まあ普段の夏から大したことはしていませんが、今年の何もしないっぷりったら。そもそも行く場所がない。できることと言えば公園に行くか屋外で車に追突されるのを恐れながらご飯を食べるくらい。美術館もギャラリーも劇場も、なんだったらお買い物できるお店が全て閉鎖。そしてニューヨーク州外にも出られない。まあ出てもいいんですけど、出て戻ってきたら2週間の隔離要請がありますから、それ考えたらもうちょっと気晴らしに何処かへ出かけましょう、なんて言う気分にすらならず。まあそれでも人との交流が全く断たれる、と言うことはありませんので、時々は公園で人と会ってお話をする、などと言うことはありましたが。それでもやはり通例の夏からしたらできることは大きく限られてしまいました。
かぼちゃも紅葉してきました。秋ですね(違う)
と言うことで恐らく世界中でも一番大失敗をやらかした都市の一つであろうニューヨーク。春先の危機的な状況は脱したものの、日本の東京などとかから比較すれば感染者の数はまだまだ結構な人数を維持したまま推移しております。正直すでに都市封鎖から半年、住んでいる人間からするともう緊張感を長続きせずに完全にグダグダ状態。最近皆さんコロナの情報を必死で伝える出羽守、見なくなったでしょ?もうみんな飽きちゃったんですよね、実際。多分今頃テイクアウトの不味い中華とか食ってうだうだしてますよ、あいつら。
世界の中心・ニューヨーク。最先端のエリートの街。普段はおしゃれな服に身を包み、金融だの経済だの文化だの、偉そうなことを言ってぶいぶい言わせてた意識高い系だったはずなのに、
実際危機になってみたらとんでもなく使えねえ抜け作だった、みたいな残念感しかありません。実際コロナが流行り出した頃のNY州知事の会見なんかはぱっと見信頼できそうだったんですけどねえ。時間が経ってみたらなんだこいつ口ばっかりやんけ、と。実際すでにその不手際もかなり明らかになっているようで。すでにレストラン業オーナーから集団訴訟されたりしております。
NYでコロナの対策って何がありましたっけ?って言われたら、都市封鎖して地下鉄に消毒液置いただけですからねえ。お店に置く消毒液とかの補助金とか出てるんですかねえ。多分出てなさそう。まあ実際対策のしようがないのは分かるんですけど、せめてお店を開ける時のガイドラインくらい作れよ、と思うのですが、そう言うのも一切ないようで。今日もカフェーや画材屋さんに行ってみましたが、対応はバラバラ。一応カフェーも本来なら屋内で営業ができることになってるんですが、実際見てみたら半分以上のお店は屋内席を閉めたまま今まで通り持ち帰りか屋外席のみでの営業を続けているもよう。要するにお店の人すら行政のことを信用してないんですね、と。まあこれでこのまま行くとニューヨークのビジネスの40%が破綻する、と言われているんですが、今のところこの辺に関しても全く無策。多少のリスクを抱えてもGotoキャンペーンやって経済の刺激に成功した日本政府の決断は本当に素晴らしいと思います。今のNY州知事、市長は恐らく史上最低の知事と市長と言われるようになるでしょうねえ。
そしてそこに暴動ですよ。実際コロナ以降ニューヨークでの犯罪率爆上がり。ここ10年ニューヨークに住んできましたが、日本大使館から「最近犯罪が増えてきたので女性の夜歩きは気をつけてください」みたいなマジメールが届いたのは初めてですよ。具体的なデータをあげると
殺人事件前年比47%増
侵入窃盗前年比22%増
強盗前年比4%増
ちなみにNY州郊外のスカースデールでは車両の盗難が前年比2000%ですからね。ジンバブエか。
実際コロナによる自宅待機が始まってから一気に街が荒んだのは事実です。目に見えて増えたのは街中の壁に描かれるギャングのタグ。あれってやっぱり治安と反比例してるんですよね。治安が悪くなるとギャングのタグは増えるんで、ロサンゼルスとかだとすぐ消さないといけないんですよねえ。近隣の犯罪や火事などの情報を共有するアプリでも、やはり銃の発砲事件がかなりドカンと増えました。そこに暴動だのプロテストだのでもうひっちゃかめっちゃか。
やっぱアメリカ人エリートの相当数って口だけ番長が世渡りしてるだけなんんじゃないか、と言う疑問は前々からありましたが、今の状況を見るとあながち否定できないな、と。
と言うことで毎週1回必ずブログを上げていたハタですが。すでにお分かりだとは思いますが、現在若干ネタが乏しい。前回はお茶の話だけで散々引っ張りましたが、まあ頑張ってもあの程度。それでも結構体力を使うわけですよ、ええ。でもまあ、ふと思ったんですね。
なんでこんなに頑張ってるの?
と。そもそも本来の目的であった通販サイトはコロナのおかげで思いっきり一時休止中ですし、その通販部を皆様にみていただく為に始めたのがこのブログなわけですから、よくよく考えたらそんなに毎回毎回フルスイングで頑張る必要ないじゃない?と。このブログを読んでいただいても通販がないんだから人を集める意味がそもそもない。だったら適当でいいや、と言うことで頑張らないブログにしてみます。自分に優しく。と言うことでハタのハイブロウなおしゃれニューヨークライフを簡潔に飾らないままご紹介。これが飾らないニューヨークの日常。ふっ(髪をかき上げる)
1・戦慄!白昼の破廉恥行為にNY市民も絶叫!
先日用事がありマンハッタンに買い物に行ったんですが。交差点で道を渡ろうと思って待っていたんですが、目の前になんか変なものが佇んでたんですよね。大きさは人間の体の半分くらいで、上部が丸いんですよ。なんて言うか、こう、つるんと丸い。有機的、って言うんですか?オーガニックなデザインなんですよ、それが。それが交差点の横断歩道の前にすっくと立ってるんですね。
なんだろうな、ってすたすた歩いて近づいてみたら、黒人のおっさんが前屈の体勢をとったまま半ケツどころか全ケツで交差点で佇んでたんですね。まあ佇んでいた、って言うか完全に静止したまま動かないんですけど。ほら、体の柔軟性を測定する時って、立った状態から前屈して手の指先を足のほうに伸ばして行くじゃないですか?あの姿勢。この状態をうまく説明するにはどう説明したらいいのかなー、としばらく考えてみましたが、いいのがありました。
これですね。in 3D
昼下がりの秋の光に照らされるおっさんのケツ。秋晴れの空の下にそっとおかれるおっさんのケツ。マンハッタンのコンクリートジャングルに実るおっさんのケツ。その質感がいまだにハタの脳裏をよぎります。まさに奇妙な果実。もしかすると収穫の時期でしょうか。頭隠して尻隠さず、ってこう言うことなんですね。実際に目の前で文字通りや再現してもらったのを見た限り、ああ、この格言は本当に深い意味があるのだな、と感嘆いたしました。そうですね、やっぱり尻を隠さないのは色々とまずいですね。
9歳児の桃のような全ケツは愛らしいかもしれませんが、どうみても中年のおっさんのケツだけ星人はビジュアル的にかなり厳しい、と言うことを現実(1m弱手前)で体験させていただきました。周りからは「早くケツを隠しなさい!」という怒号とも悲鳴ともつかない叫び声が飛び交います。まあ確かにいろんな意味で緊急事態。それでもケツだけ星人(中年)は悠々とケツを秋の透明な空気の下にそのケツを晒し続けるのでした。なんでしょう。一説によると肛門に日光を当てると体に良い、と言う、なんか飲尿療法並に気まずい健康法のことを聞いたことがあるんですが、ああ言うのを実践されておられたのでしょうか。屋外で。交差点で。
まあシャブ中ですよね
2・恐怖!老婆の異常行動!
一昨日事務所に行こうと思って電車に乗ってたんですね。今ハタの最寄り駅は始発なので、座ってしばらくすると発車するわけですが、そこにメキシコ系のお婆さんが手に大きな袋を抱えて乗り込んできまして。御年は恐らく70代くらいでしょうか。もしかしたらメキシコ、と言うよりはもう少し南に下がったペルーとかあの辺の方かもしれません。そのお婆さんが手に持っている袋から何かを取り出して、座ってるお客さんの横に置いていくわけですよ。
でもまあこれ自体はそんなに珍しい事ではないんですね、実際。NYの地下鉄で座っていると、こういうメキシコ系の女の人が名刺サイズのカードを配って歩く、って言うのがあるんですよ。で、受け取らないで無視してると無理に膝の上に置いていかれます。大体その紙には自分が金銭的に苦しいからお金を恵んで欲しい、とか、ジーザスに感謝せよ、とか、まあその辺の事が書いてあって、一通りその紙を配ると今度はその紙を回収して回るんですね。多分その時にお金を渡す仕組みなんだと思うんですが、お金ないのになんでそんな名刺サイズのカード大量に作れるの?みたいな疑問が常にあるわけですが、まあそれはいいとして。
なので、そのお婆さんが何かを配り出した時にはさして気に留めることもなく、ああ、いつものことよね、と思ってたんですが。お婆さんがさっとハタの前を横切り、何かをスペイン語で呟いた後にハタの席のお隣に何かを置きました。ああ、今日もジーザスが来たのかな、と思って見てみたら
えっパン?なんで?ジーザスじゃないの?
突如現れたパンの姿に驚きを隠せないハタ。何これどう言う意味なの?このパンをトーストで焼いたら「お金ください」っていうメッセージが現れるの?それともジーザスをパンに焼き込みました!って言うことなの?それとも「かわいそうに、この子貧相だわ、、、パンでも食べて大きくなってね」ってことなの?何?哀れみ?
たじろぐ周囲の人々を一切気にすることもなく老婆は次々とパンを乗客の脇にそっと置いていきます。
楽しい会話の途中にパンを置かれてフリーズする若者
このパン、一体どう言う経路でここまで来たんだろう、、、多分このお婆さんがどこかでいっぱいパンを買って袋に詰めてるんだよなあ、、気にはなるけど触った段階で売買成立、とかで「ほらそこのあんたうちの商品を触ったね?困るんだよ勝手に触ってもらっちゃあもうこれは商品にならないねえこのパンはジーザスの力が注入された特別なパンなんだよ!3万ドル保証しな!」とか言われても困るしなあ、、、と思って周りを見てたら
えっお爺ちゃんパン食うのマジで?
普通に受け取って普通にパンを黙々と食べ始めるお爺ちゃん。いいの?ジーザスのパワー注入で3万ドルかもしれないのに食っていいの?何入ってるかもわかんないのに?って言うかそもそも見知らぬ人から渡されたパン食うか?
などとハタが狂気と混乱の渦にいるのを尻目にお婆さんはさっさとパンを回収して去っていきました。パンを食ったお爺ちゃんは吐血することもなくジーザスを体に宿すこともなく、無事にパンを食べた後はおばあちゃんに1ドルか2ドル払ってました。これは、、、、消極的な押し売りなのか?
あのパン、一体今日1日で何人の人の前に置かれたのでしょうか、、、
3・狂気!異常生物!
朝起きたら台所のシンクから生えてました。
意味わかんねーよ
と言うことでハタのここしばらくの近況を簡潔にお伝えしました。
こんきりぷう。
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