勢いってこわい


まさかネットメディアがここまで発達するとは。

思い起こせばほぼ14年前、ハタはロサンゼルスはハリウッドの端っこ、シルバーレイクにおりました。30歳まで新幹線にも乗ったことない人間が、なんの因果かアメリカ西海岸に。日本の安全でほんわかした空気とは違い、ゴミだらけの道路にヤク中のおっさんたちが寝転がったりへらへら笑いながら失禁しているような荒んだ光景に怯え、最初の1週間は外に出るのが怖くて仕方がなかった、そんな14年前。ありがたいことにお友達にも恵まれ、数年後にはLAで最もヤバいエリアとされるスキッド・ロウエリアを自転車立ち漕ぎで爆走するくらいの根性はつきました。その頃にはメキシカンギャングの本拠地、イーストロサンゼルスにある音楽スタジオを友人たちと借りて月に一回謎のパーティーをして知り合いのメキシコ人にマリアッチDJをお願いしたり、みんなで和田アキ子の「古い日記」で踊ったり、と、セレブだのハリウッドだののキラキラした世界からは遠く離れたところで好き勝手やっておりました。

その頃インターネットでmixiというサイトが登場しました。まあ今でも存在はしているでしょうが、ほとんどの人にとっては過去の遺物でしょうし、お若い方からすればもうほぼ化石。しかしあの当時の海外在住者にとって途切れがちな日本の友人たちとの縁を繋ぐ大切なツールでした。mixiの素晴らしいところはある程度まとまった文章を書くことができるということ。これでその日あった出来事や日本では考えられないような出来事(路上でおっさんが死んでた、とか、アパートの前に露出狂がいた、とか)を日本の友人たちに面白おかしく伝えることができたのです。

その後やってきたのがツイッター。ハタもここしばらくはツイッターで友人たちとのやりとりを行なっております。しかしやはり140字の文字制限。140字では自宅前の露出狂の局部の形すら説明できません。こうしてハタのツイッターはこれと言って大した事も報告せずに日々の地味な暮らしを友達と共有するだけの状態になりました。


今までに生きてきた中で最高におバカなカクテルグラスin ヒップなウィリアムズバーグ

そんな時にふと見つけてしまったのがこのBASEというサービス。

通販機能もブログ機能もある。これは大変に面白い。今までハタがニューヨークの片隅で見つけて一人でニヤニヤしてるだけの比較的ヤバい状態からみなさんにもそのニヤニヤを共有できるではないか!と神の啓示が下ったわけですね。どんな神かわかりませんけど。

勢いって怖い。

あっという間に通販サイト作ってしまいました。

主な目的は「みなさんとニヤニヤを共有する」です。そこにお買い物ボタンがあったのが運の尽き。

あなたもそのニヤニヤに感染するのです。もう手遅れ!シャー(威嚇)

という事で勢いだけで作ったので勢いで閉じるかもしれませんが、

どうかお付き合いください。

このブログをお友達に教えて、お友達も綺麗にしてあげましょう。イオナ。私は美しい。