皆様ご機嫌麗しう。こちらは一気に寒くなってきたブルックリンです。数日前はついにマイナス4度に。道ゆく人もあっという間に真冬のファッションに。事務所の隣に住み着いている猫たちも寒そうですがそれでも元気にやっているようです。
さて。先日ハタがロサンゼルスに行ったお話はお伝えした通りですが。まあ家人のお友達の結婚式というのがメインの目的だったわけですが。メインがあれば当然サブもありまして。そのサブの中でも楽しいイベントはアメーバ・ミュージック再訪だったわけですが、サブの中でも比較的面倒くさいイベントが残っておりました。まあ、荷物整理ですね。
思い起こせば10年前、ハタは家人と共にロサンゼルスに住んでおりましたが、家人が突然「じゃあちょっと2週間ほどシンガポールに出張に行ってくるわー」と言ってシンガポールに向かいまして、
結局2週間の出張が10年になりまして。
その間ハタもずっとLAでお留守番というのも如何なものか、という風に思い、西の端から東の端のニューヨークにトランク一つでやって来て今に至るわけです。なので実は結構な量のお荷物がロサンゼルスに残されておりました。で、ある時を境にロサンゼルスの荷物を全部貸し倉庫に荷物をぶち込んだら、またそれでそのまま6年ぐらい放置されまして。あっという間に10年。で、去年家人が無事に10年の出張を終えてアメリカに帰ってきましたので、じゃああの荷物をロサンゼルスからニューヨークに持って来ようか、と。
でまあ荷物を送る準備をしてたんですけどね。
荷物を送る日の前日にハタが家人のお友達とのお食事で中途半端な値段のミディアムレアのステーキを食ったのが大当たりして一晩中マーライオン。搬入当日はホテルで寝込むという結果に。おかげさまで荷物の搬出をキャンセルしてとりあえずNYに戻ってきたのですが。家人のお友達が代わりに貸し倉庫に行って荷物を送ってくれました。ああ持つべきものは友。まあハタの友達ではないですけど。
でまあその荷物が本日パレットに乗って遥々ニューヨークの事務所にやってきまして。
本来なら写真の中央上部に写ってるこげ茶のドアが搬入用エレベーターなのですが、路駐の車が入り口を塞いでおり直接搬入できず。仕方ないのでトラックを道路に止めて荷物をここに置いてもらう間そこを通りたい近所の中国人の業者のトラックが10秒おきにクラクションを鳴らし続けるというカオスな状態に。おかげであそこの業者の印象だだ下がり。敷地内でちまちまと荷ほどきして事務所に搬入しました。
まあぶっちゃけ荷物を自宅の倉庫に保存したのがもうすでに10年近く前、で、さらにそれをそのまま貸し倉庫に放置して5~6年ですから、ぶっちゃけ何を入れたのか詳しく覚えてないわけですね。
こうして見てみると「結構まだものを持ってたんだなあ」という印象でしたが。
このパンドラの箱感。
それにしてもあれですね、いわゆる衣装ケース、っていうんですか?あのプラスチックのケース。めちゃくちゃ優秀ですね。3つ4つ重ねて丸ごと送りましたが、プラスチックのケースは破損しても中のものはほぼ破損せず。割と繊細な食器とかも入ってたはずなのでアメリカの超雑な運送でほぼダメになるんじゃないかと思ってましたが。
まあ基本家人の書類とおたくコレクションが数箱、そこにハタのCDと本が数箱。食器が少し。確かそれで大方全部だったよね?と思ってましたが、食器の箱を開けて見てびっくり。あれ、こんなにミッドセンチュリービンテージ食器持ってましたっけ?というくらいの大漁感。しかもあのアメリカ人の雑な運送にも負けずにほぼ全部無傷、という状態でまさにちょっとした玉手箱に。なので過去の箱を開けたついでに写真も撮っておきましょうか、と。まさに今開かれるハタのミッドセンチュリーモダンコレクション。
はい、王道のDanskのホーロー製品ですね。アメリカのミッドセンチュリーモダンの中でも特に人気ですが、これ、コーヒーのパーコレーターなんですよね。中のパーコレーター部も使える状態のものはかなりの貴重品。アメリカでも状態の良いものは滅多にないやつですが、そういえば、持ってましたね(痴呆)
1950年代のハイボールグラス。
これ、持ってましたっけ(完全に忘れている)
これもアメリカのビンテージコレクターには結構人気です。これ、状態いいですねー(他人事)。金彩の部分もとても綺麗です。ほぼ未使用レベル。なんで持ってるんでしょう。
なんか買った気はする(おぼろげに)
ビンテージパイレックスのキャセロールですね。この黒のキャセロールは数が少ないんですよね。割とレア。まあ色の可愛いパイレックスも素敵なんですけど、この黒も相当かっこいい。真ん中に仕切りがあるので、2種類のものを同時に入れられます。片方にご飯、片方にカレー、とか。
「あっ、あれだけファイヤーキングのDハンドルのマグをバカにしてたのにこいつ使ってやがる!」と思った方。違いますよ。これ、パイレックスのマグです。
個人的にはパイレックスのマグの直線的でモダンなデザインの方が好きです。このパイレックスの無駄のないデザインから比較したらファイヤーキングのあの鈍臭いデザ(以下略)
ビンテージパイレックスのボウル。
これもデザインが非常に好き。これはよく覚えてます。ハタが持っているこの辺のビンテージ食器、基本どれも数が少ないものばっかりですね、改めてみると。これも今やもうほとんど見かけません。
ビンテージパイレックスのボウルセット。
これはあれですね、アリゾナの古物屋で買ってきたやつですね。これも10年前くらいまでは比較的見つかりましたが、最近あんまり見かけなくなりましたね。これ、割と便利なんですよね。4個セットなので、一番小さいサイズが丼サイズ。ラーメン鉢の代用になります。
これはミッドセンチュリーのスープボウルですね。
これと同じデザインの土鍋のセットの一部なんですが、本来は電熱調理器として使われていたもの。
電気ヒーター部分はほとんど壊れてる場合が多いんですが、土鍋セットだと思うと案外使えるような。でもまあ使うタイミングは逃してしまいました。年中暑いロサンゼルスで鍋をしようという気が起こらなかった、というのが最大の原因ですね。
あっナルトだこれぞアメリカの70年代!という感じのデザインですが。
これも正直記憶にございません。
あれですかね、これも鍋を想定して使うのに失敗したケースですかね。右側が若干長くなっててちょうど片手で持ちやすい感じになっています。まあサイズ的にも形的にも案外日本人には使いやすい形ではあります。きゅうりの浅漬けとか乗せてみたらそれなりに見栄えはしそうですす。なんかラーメン食べたくなりますね。
これは、、、これは、、どうだっけ。
あ、そうそう、潰れた雑貨屋で買ったお皿だ。
とは言えこれも立派なビンテージ食器。Laurel Of Californiaという、いわゆるカリフォルニア・ポッタリーと言われる時代のものですね。まあ食器の色合いとしては可愛いですし、このターコイズブルーがいかにもアメリカの60年代、という感じ。これはケーキ皿ですが、ディナープレートもあるので、セットで使うとそれなりにおしゃれです。お皿単体の色自体が結構派手なので、思いっきりカラフルなケーキとかの方がいいですかね。
こうして見てみると、10年前から好みは全然変わってないな、と自画自賛しております。実際自分の好き嫌いが如実にセレクトに反映されまくってますね。どれも割とデザインがシャープでぱきっとしたものが多い。っていうかゆるふわファンシーなデザインって嫌いなんですよね。まああれはあれで味わいはありますけどね。ハタ的にはあんまり興味ないです。
でまあ、あれですね。無事にニューヨークにまでたどり着いてほぼ10年ぶりくらいに封印された箱を開けてみたわけですけど。
若干手持ち無沙汰。
まあ自分で持ってても良いんですけど、今現時点でそこまで執着しているわけでもなし。今の住まいで使っている食器はすでにいいものあるし。さてどうしたものか、と思っているのですが、ひょっとしたらそのうち通販に並ぶかもしれません。その時は「こいつ私物を売りやがったな」、と生暖かい目で見ておいていただけるとありがたいです。まあそれでもお好きな人にはお好きなものかもしれませんし、本気で探すと結構見つけるのが難しいものばっかりなので、その辺お好きな方がいらっしゃれば喜んでお譲りしたいと思います。
ということで本日は開封報告でございました。
ごくらく亭出店情報
11月17日(日)10~16時@安来プラーナ
11月18日(月)19時半~21時過ぎ エレキ紙芝居@夜のごくらく亭
11月20日(水)人生カレー@フェスタ京町掘(大阪市西区)
11月28日(木)13時半~ 松江護国神社参拝正式の会→参加者大募集中!
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