皆様ご機嫌麗しう。こちらもようやく春本番という感じになってきました。
自宅待機でずっと同じ作業をしているのにも飽きてきたので、ちょっと違う作業がしたい、ということで、久しぶりに今日は通販サイトの方に商品を2つ載せてみました。もしよかったらご覧ください。
東京あたりではもう直ぐ都市封鎖があるかもしれない、ということで大騒ぎだそうですが、
こっちはすでにもう都市封鎖が実行されて5日が経とうとしております。で、実際どうなのよ、と思っていたらまああれよあれよという間にアメリカ国内での感染者が増え始め。昨日めでたく中国の公式感染者数をあっさりを追い抜きました。ま中国の公式の数字なんてそもそもアテにならないようなので、実際はどうなのか、その辺はよくわかりませんが、少なくともアメリカ人にとっては「ヤベーついに来た」という感じ。まあそりゃ大量に検査をしたら大量に感染者数が判明するのは当たり前、といえば当たり前なんですが、とはいえアメリカ人が対岸の火事、と思ってのほほんと過ごしていた間にこっそり大流行してたな、というのが正直なところ。数日前にはついにクイーンズで医療崩壊が起こり、この辺でようやくアメリカ人も本気でやばいと思い出したようで、ツイッターには嘘とも本気ともつかない阿鼻叫喚の情報が飛び交っております。
で。
ニューヨークで都市封鎖が公式に発表されたのが金曜日の朝。それから週末2日の猶予があって月曜日の夜8時からほとんどの人が自宅待機という状態になりました。若干の不安と「これからどうなるべ?」という不謹慎なワクワク感と共にスタートした自宅待機。おそらくこの週末は皆さんがスーパーに押し寄せるからそういうところには行かず、とりあえず大人しくしておきましょう、と。でもまあ散歩、ランニングくらいの外出はオッケー、ということなので、じゃあまあ散歩くらいはしておくか、と。人通りの少ない道を選んで散歩して、ついでに近所のイタリア移民の方が40年ほど営業をしている、というコテコテのイタリア菓子のお店に寄ってみたのですが。
カフェエリアは完全に封鎖しておりました。現在ニューヨークではレストラン自体の営業は許可されているものの、基本的には出前とピックアップのみ、で、こう言った人の集まる施設は基本的に全て封鎖、という状態です。とはいえここのお店もケーキやクッキーなどは通常販売中。
ニュースではニューヨークのレストラン産業が大打撃、という話になっているとは思いますし、実際そうなんだろうな、とは思うんですが、まあニューヨークの飲食業って割とサイズによって営業の仕方が根本的に違ったりするわけですね。1つは当然普通のレストラン営業。お客さんを座席に座らせて、ウェイターさんやウェイトレスさんが色々と給仕をしてくれる、という、まあ日本人が普通に考える「レストラン」。こういうお店はやはり人件費がかかるのでそれ相当のお値段ですし、今回のレストラン閉鎖で困っておられるのはこういうお店です。
その一方で、実はそれとは別にお店にほとんど座席がない「宅配・ピックアップ専門」みたいなお店がたくさんあります。まあ、基本的にはお値段が安くて庶民向けのお店がほとんどなんですが。実際住んでいるといわゆる本格的なレストランで食事をするよりもこう言った小さなお店で何かを買って帰ったり、配達してもらったり、ということの方が多いんですよね。
で、こういうお店は基本宅配してなんぼ、のお商売をしているので、レストランの座席を閉鎖しろ、って言われてもそもそも閉鎖する座席がないのでなんの影響もない、と。ハタの住むアパートの近所にレズビアン兄貴がカップルで切り盛りをしておられるほぼ宅配専門のフライドチキン屋があるのですが、その人曰く、「いや、うちはあんまり変わんないよ?」とのこと。お客さんはどういう状況であれ普段からオンラインや電話で宅配を頼んでいるので、自宅待機になろうといつも通り、ということらしく。案外こういう地味な小さいお店の方が今回は被る被害が圧倒的に低い、という結果になりそうです。まあ小洒落たレストランで働いてて職を失った方も、こういう小さなお店のデリバリーなんかで食いつなぐことはできるんじゃないの?と思ったりもしますが、多分白人の若い子はやらないでしょうね。
で。まあ一応世も末じゃないですか?
一応食料品の備蓄っぽいこともやってみたわけだし。実質上はただの引きこもりなのだけれども、そこには目をつぶって、ちょっとサバイバルっぽい何かを演出してみたい。ということで
災害用ラジオ購入。
手回し充電、太陽光充電が可能で、AM・FM・短波と受信可能。まあ今回のパンデミックは地震や津波とは違うので、電気水道などのインフラは問題ないのですが。でもラジオ好きなんですよね、ハタ。幼い頃に布団の中でモスクワ放送の日本語局とか北京放送日本語局を受信して、手紙を送ったら北京放送局から毎年カレンダーが届くようになったり。あの時のノイズの海の向こうから何かを受信する、という快感がいまだに脳裏にこびりついており。なので趣味と実用を兼ねて購入。ダイアルを回しながら放送局を探すあの感じがたまりません。まあ短波放送が聞けるものをわざわざ選んだのは、もしかしたら北朝鮮の暗号放送とか、誰が流しているのかが不明で有名な「ザ・ブザー」が聞けるんじゃないかと思ったからなんですけど。
まあこの情報だと北朝鮮の暗号放送はAMらしいですが、、、
ああもうブザー最高!この世が終わるって感じ最高!
でまあ、ここ数日アパートでの作業中のBGMはラジオから。主にジャズとクラシックを流してくれる放送局を聞いております。外は春なのにひっそりとしており、そこにどこかの放送局から届いた音楽がただ静かに流れていきます。ああ、いい、この世も末感(うっとり)
まあ東京や大阪にお住いの皆様は最悪都市封鎖の憂き目に遭われるかもしれませんが、すでに1週間ほど都市封鎖を体験しているハタから言わせていただくと、「案外平気かも」という感じです。
実際現在引きこもり初めてちょうど1週間ほどになりますが、まあ1日1回くらい外に出て15分くらい日光に当たったりしたらそれだけでも結構良い気分転換になりますし、在宅でお仕事をされる方からしたら単に仕事場でこもってる時間が家でこもっている時間に置き換わるだけなので、生活そのものは案外普段と変化がありません。むしろ朝起きて電車に乗って会社に行かないでいい、とか、お昼ご飯を家で食べられるから時間が有効に使える、とか、むしろ今が気楽すぎて以前の生活に戻れるかどうかが不安、という部分で問題が発生しそうです。
先週あたりは多少の買い占め騒動もありましたが、物流自体は閉鎖されていないので、流通量が極端に減るということも無くなって来たようです。それでもお肉類が若干品薄、という感じですが、これもある程度時間が経てば解消される問題のように思います。日本だとインスタント麺などが豊富にありますから、うっかり買い占め現場に遭遇しても数日で解消されるのではないでしょうか。まあ落ち着け、と。
若干気になるのは、最近やたらと近所で発砲事件が多い、ってことですかねえ(遠い目)。もしかしたら普段家にいない人が家に閉じ込められてストレスが溜まってるのかもしれません。まあストレス溜まってるからって銃撃したらあかんやろ、とは思いますが。
一説によるとNYPDあたりで警察官がパンデミックになってしまうと、警官の数が減って犯罪率が上昇するのでは、と。まあパンデミックよりも本気の危機はむしろこっちの方かもしれません。
ということで今回は地味に引きこもり日記でした。
皆様も手洗い・うがいで健やかにお過ごしください。
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