皆様ご機嫌麗しう。まずは都市封鎖解除おめでとうございます。皆様の生活が1日でも早くいつもの落ち着きを取り戻せますように切に祈念する次第でございます。
こちらは相変わらずの自宅待機が止まりません。もうすでに80日経過しました。正直まだやんのか、と。とはいえニューヨーク州知事も来週末あたりには都市封鎖の第一段階を解除できるかも、という声明を出したようなので、ようやく本格的に復興の第一歩を踏み出すことになりそうです。
まあまる2週間ほど皆様にはこちらの様子をお伝えしておりませんでしたが、まあ前回のブログのようなことがありまして、ちょっと静かに過ごしておりました。
とはいえ。ハタと家人もすでにある程度状況を見た上で自分ルールで動くことにしております。一応自宅待機ではありますが、実質上5月に入ってからはすでに事務所に通い始め、今まで通りの生活をしております。
まあ事務所に行くのはアパートから徒歩で12分、途中人混みに紛れ込むこともなく、歩道で数人の人たちにすれ違う程度。事務所に入ってしまえば2人しかおりませんし、それだったらマスクさえつけてりゃ自宅待機状態とさして変わりはないな、と。
ということでいつもどおりの生活が始まっておりますが。
ここで若干の問題が。
お昼ご飯です。
もともと事務所近辺は元倉庫街のエリアにあるので基本的にはレストランなどはほとんど無く、お昼になるとそれこそウーバーイーツのようなアプリを使って出前、というかデリバリーをお願いしていたのですが。今回のコロナでお店自体をばっさり営業中止してしまうお店も結構あり。事務所のすぐそばにある数少ないお店も軒並み閉店。あっという間に選択肢が狭まりました。
一歩外出たらこんな感じ
そして結構高い。なんだかんだでお一人様20ドルは軽く超えてしまいます。日本円にしたら2000円ちょっと。まあ、量を考えればそんなに高い訳でもないんですが(実際2食分くらいは軽くある)、これだったら量を半分にして半額にしてくれたらいいのに、という量。まあアメリカですから仕方がない訳ですが、お昼に大量にご飯を食べてしまうと今度は晩ご飯が食べられない。アメリカの外食ですから、結局お昼に肉と芋を山盛り食って、夜はクッキー食べるだけ、みたいな食生活に落ち着くことがしばしば。これもなんだかなあ、と思っておりました。
ということで。いろいろ探してみた結果。
お弁当の宅配サービスを発見。オンラインでメニューの中から選んだものを1週間後に冷凍保存できる状態で手元にまで届けてくれる、というサービス。日本でも確か似たようなサービスがあったとは思いますが、こちらの場合毎日届けてくれるのではなく、週1でまとめてドカンと送ってくれます。ということで6食セットを注文。これだとお値段も1食10ドルを切るのでお昼にかかるコストもかなり削減できます。ということで、事務所にいる平日のうちの3日はこの冷凍のお弁当を解凍して食べる、ということに。
こんな感じで個別包装されています。で、本日のメニューはチキンガンボ。
これを電子レンジでチンすると
こんな感じになります。例のあれよりはずっとマシ。
そして味もまずまず。普通にあ、これは美味しいですね、と思える程度。レンジでチンすると大体お肉系の食材がカチカチに硬くなるということがありますが、割とどのメニューもお肉がしっとりと柔らかく、その辺も好印象。確かにアメリカンサイズのお食事に慣れてしまうとこの量で1食、と言われるとちょっと物足りない感じがしない訳でもないですが、まあ逆に適度な腹8分目感があるので夜ご飯を食べよう、という気になるので、決して悪いことではありません。一つのお弁当にいろんな種類の野菜と肉が入っているあたり、アメリカの一般的な外食産業よりは相当きちんとバランスを考えてあるな、という感じがします。
とはいえ。平日5日で6食分。それを2人で分けて食べる訳ですから、まだ2日分は他のもので補う必要がある訳です。まあ普段は近所のデリなどに行ってサンドイッチなどを買って食べる訳ですが。ふと思った訳です。
こんな時にご飯が食べられるといいなあ(うっとり)
いくらお弁当を頼みました、とはやっぱり味覚はアメリカの味覚。それはそれで美味しいけれども、やっぱりたまにはアジアの味覚も食べたくなる、というのが人情というもの。まあ確かにニューヨークは便利な街ですから、近所の韓国人がやってるスーパーなどに行けば一平ちゃんの焼きそばとかが売ってたりはしますが、流石にご飯もの、となると難しい。まあそういうところに行けば日本で売っているような白米のパックがない訳ではないのですが、あれだと単なる白米、で、結局おかずが必要になる訳で、それをいちいち準備しておくのも面倒だな、と思っていろいろ調べてみた結果。
どうやらアルファ米というものがあるそうじゃないですか、と。
お湯を入れてしばらくしておくとちゃんと炊いたお米になる、というあれ。本来はアウトドアや防災食として利用されているようですが、これだったら事務所でも食えんじゃね?と。
日本だと結構いろんな種類があるようで、本当はそれが欲しいのですが、現在コロナさんのおかげで日米間の運輸がストップ。今日本から送ってもらっても実際に手にするのはいつになるのか全くわかりません。だったらとりあえず現状アメリカ国内にあるものはどうだ、ということで。
頼んでみました。1週間ほどして無事に到着。
韓国のアルファ米ビビンバ セット。みるからに辛そう。
このアルファ米ビビンバ は実際に韓国軍の戦闘糧食で使用されていたものを民間で販売しているもののようで、一説によると韓国で兵役を受けると必ず食べるのだとか。アメリカには巨大な韓国人コミュニティがありますから、こういうものも扱っているお店がいくつかあります。ちなみにパッケージは異なりますが、これと同じものと思われるものがシンガポールでも見かけたことがあるので、結構な人気商品なのかもしれません。
ということで、冷凍のお弁当にも少し飽きた頃、食べてみました。
まずは開けてみましょう。
中にはよくご飯を食べた後に服にくっついた状態で発見されるお米のようなものがいっぱい。そこにごま油とコチジャンの袋が2つ付いています。これに電子レンジで沸かしたお湯を指定量入れて待つこと10分。待ち時間は思ってたよりもちょっとかかります。
あっちゃんとご飯になってる!
予想していたよりもずっとご飯っぽい。まあ一応は「牛肉のビビンバ 」ということなので、写真に写っているカップラーメンの謎の肉、のようなものがその牛肉、ということのようです。まあこれだけではちょっと寂しいので、韓国の流儀に習って付属のごま油とコチジャンを1パックの1/3ほど入れてよく混ぜます。
おお、なんかすごい本格的に見える、、、
ということでいただきます。
うんめっちゃ美味しい。
まあ難癖をつけようと思ったらいくらでもつけられるとは思うんですが。確かにアルファ米、お湯で戻ってはいますが、流石に炊いたそのままのお米のようにはならず。そしてやはりちょっと戻りの悪い部分もない訳ではない。やはりその辺はサトウのご飯のような商品の方がクオリティは高い。でもハタ、あのサトウのご飯の独特の匂いが苦手なんですよね。
でも食べてみるとしっかりとご飯です。そしてごま油とコチュジャンのこれぞ韓国の味、という味覚。確かに石焼ビビンバ を食べたような気分にはなります。実際このごま油とコチュジャンが優秀すぎてアルファ米の味がどうかという部分はきれいに飛んでしまいます。ハタはコチュジャンの一袋のうちの1/3しか使っていませんが、これでも十分にスパイシー。本場の韓国の皆さんはこれを2袋使い切るんでしょうか、、、、
残念ながらハタのアパートの近所には韓国料理屋さんがほとんど無く、韓国料理、となるとどうしてもマンハッタンにまで行かざるを得ません。まあ現状コロナさんの影響でまともに地下鉄に乗ることすらできませんので、マンハッタンのコリアンタウンに行くなどというのは夢のまた夢。でもこれがあればお手軽に韓国の味が楽しめる!しかも保存が効くので事務所にほったらかしにしておいても問題なし!多分3年は問題なし!
とはいえ本当にハタが食べたいのはおにぎりとかそんなのなのですが。
そうなるとどうしてもアルファ米の備蓄食でも日本のものでないと、ということになります。実際手に入らない訳ではないのですが、ほとんどが日本から送られてくるので日米の配送が大幅にストップしている今はさすがに無理。ということで和食の喜びはもう少し後で、ということになりますが、日米間の流通が復旧したら是非チャレンジしよう、と。それまでの間は、この動画をみながら楽しみに待っていようか、と思っております。
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