皆様ご機嫌麗しう。
ああ、もう春ですね、春ですね、って言ってたんですけど、
今朝の気温はマイナス1度ですよ。
何してるんですか大自然。やめてくださいよ大自然。もう春ってことでいいよね、と言う大筋合意が先日あったばかりじゃないですか?桜だってちょっと咲いてるのになに合意ひっくり返してんの大自然。せっかく2週間前に蒔いた野草の種もようやく芽吹いていい感じだったのに。今見たら何だか全体的にしんなりしてるじゃないですか。もう本当やめてくれませんか。
と言うことで春物の服を着て震えながらこのブログを書いています。(冬物はもう片付けた)
さてこの2週間ほど。ハタの生活は地味ながらも安定した生活をしております。まあ、安定はしてます。アメリカ的には。まあここで「アメリカ的には」という意味は果たしてどう言う意味なのか、と言うことなんですけど。
ちょっと奥様聞いていただけます?
先日家人がぽちっと言いました。
トイレをウォシュレットにしたいな
おしり(婉曲表現)
ウォシュレット。それは禁断の喜び。日本ではすでに40年近く前に開発されていた文明の利器ですが、こちら野蛮人の国アメリカではいまだに知る人ぞ知るブルジョワジーの密かな楽しみ、としてじわじわと浸透しつつあります。実際前住んでいたブルックリンのアパートは運良くトイレの便座がTOTO製、と言うことで後付けのウォシュレットを取り付けていたのですが、今のアパートのトイレの便座は別の会社の製品。しかも何だか貯水槽のバルブの調子がよくないらしく、10分に1回くらいのペースで珍獣の発情期みたいな音を立てる、という謎の現象が発生しており。それだったらもう便器ごと取り替えてしまいましょう、と。
とはいえ。どうやってあんな大きな便器を買うことができるのでしょうか。こちらではTOTOのお店はありますが、基本ショールームなのでそちらで買う、と言うことはできません。結果。
家人はアマゾンでポチりました。
あんな巨大な陶器の塊、アメリカの雑な配送システムでちゃんと送られて来んのかしらん、とハタは不安だったのですが、そんな不安もお構いなく、ある日巨大で重い荷物が届きました。ああ、これは便器ですね、と思いながら家人と開けてみた結果。
やっぱりな。
はい、案の定ぶっ壊れて届きました。って言うか何をやったらこんなにバリバリに割って送って来られるんだ、と。別の意味でバリバリ伝説。まあ配送途中で必ず高いところから落としてますね。っていうか落とした段階ですぐに報告しろや、と思うんですが、まあアメリカ人ってなんだかんだ言って最終的には責任逃れしますから。まあ知らぬ存ぜぬでここまでやってきたんだろうなあ、と。全くここの国の野蛮人ときたら、、、と思いますがまあこれもアメリカ基準では通常運転。このくらいでは驚きません。家人も即座に業者に問合せ、業者もすぐに新しいのを送ってくれることになりました。
待つこと1週間。荷物が届きました。前回と全く同じパッケージ。嫌な予感がします。開けてみました。
また割れてるよ。
もうね。流石にあんたたちバカなの?と。同じやり方でバリバリに割れて届いてんだから、2回目くらいは梱包をもうちょっと厳重にするとか、業者を変えるとか、なんか方法あるでしょうよ?と。でもこれが野蛮人の国・アメリカンクオリティーですよ。何があっても学習しない、という強い意思だけは感じます。この段階でアパートには使えもしない割れた便器が2つ並びました。もう意味がわからない。流石に代替品までもが割れてるともうどうしようもありません。とりあえずもうお金返してください、と。この段階で業者は便器2つに送料2回分の損失ですが、きっとどうでもいいんでしょうね。あの人たちそう言うところに責任感感じない人たちですから。だから質の高いものが作れなくてトヨタとかホンダにあっという間に負けたんでしょうけど。
アホ(想像図)
と言うことでもう誰も信じない。
こうなったら自分たちの手で何とかするしかない、と言うことで。この段階で運良く家人の車が手元にありました。だったらもう自分たちで買って他人には任せずに自分たちで運ぼう、ということで。
マンハッタンにあるお店で3つ目の便器を購入。車で取りに行きました。結果。
余裕で無傷で運べました。
運送のプロに任せたら破損して、素人が運んだら無事、ってどう言うことよ、と思うんですが、まあこれもアメリカンクオリティですね、と。他人のことはどうでもいい、という意思に貫かれた社会なのでどうすることもできません。多様性ですね。インクルーシブですね。滅んでしまえばいいのに
ちなみに。日本ではこう言うものを購入したら業者さんが責任を持って運んできて設置してくれますが、ここ野蛮国アメリカでは購入は自分たちでやって、業者は別に雇わないといけません。要するに
二度手間。めっちゃ面倒くさい。
そしてこの業者を探す、と言うのが一苦労。頼んでみたのは良いものの、約束の日に来ない、来ても図面が読めない、工具を持ってない、部品がない、など日常茶飯事。前のアパートでウォシュレットをつけた時にはただ設置するだけのために三人くらい業者をチェンジ。その度に作業半ばで放置。
運良く今のアパートは入居者の数が多く、この建物の専属のメンテナンスの技術者さんが常駐しているので、その人に頼んだところ1日で設置が終わりましたが。今のアパート、なんだかんだで結構な共益費が取られるんですが、結局ここアメリカでは安全と快適さは金で買うしかないんですよね。日本のように個人の責任感と善意で成り立っている社会からすると本当未開の地かよ、と思いますが、まあ実際ちょっと前までは未開の地ですから、仕方ないのかなあ、と思います。
そして。トイレが設置されてしばらくした頃に家人がまたぽちっと言いました。
作業デスクが欲しいなあ
家人もある種のフリーランスですので、ここしばらくご飯を食べるテーブルで仕事をしていましたが、流石にこれをずっと続けるのもどうか、と。まあそうですね、と。まあお仕事で必要なものですからどうぞお好きなものをお好きに購入してくださいな、と言うことでその辺はお任せしました。家人は色々検討した結果、デスクの高さを電動でコントロールできるタイプのものをチョイス。注文して1週間ほど経ったあと、
デスクの脚だけが届きました。
正直心の中で「何でやねん」とハタの隣にいる見えないボケにツッコミをかましてみましたが、まあ、ひょっとしたらデスクの天板部分と脚部分が別のところにストックされているのだろう、と。その段階で日本人からするとちょっと意味が分からないわけですが、ここはアメリカ。日本人の基準は全く通じません。ま、それだったらデスクの天板を待つしかないですね、と。それからしばらく。
天板が届きません。
いやー、すごいですね、アメリカ。一応天板は送られてきてはいるものの、なぜかどこかの配送センターの中に保管されたまま一切出てきません。もう現状でそこの配送センターで止まったまま8日が経過。トラッキング機能で確かめてみたも「エラーです❤️わかりませーん」みたいな情報しか出てこず。一応アメリカの中では最も信用性が高いとされているフェデックスでこれですよ。家人も流石にブチ切れてフェデックスに電話。フィリピンにいるコールセンターの人も「何でこんな事になってんのか意味わからん」ということで調査に乗り出しましたが、果たしてこれも届くのかどうか。ちなみにこのデスクを売っている業者も一応同じ天板をもう一度送ってくれたそうですが、
それも果たしてちゃんと届くんですかねえ(遠い目)。
フェデックスのコールセンターに連絡を入れたのが今週の月曜日。
今のところ、天板、届いていません。
ちなみに。
先日洗濯機が壊れまして。修理業者を頼んでたんですが。
約束の日の数時間前にこちらから電話を入れて「ちゃんと来てくれますよね?」「あ、行きますよー」と確かめて、
やっぱり来ませんでした。
信用できないことに関しては一番信用できる国。
それがアメリカ。
もう誰も信じない(しくしく)
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