15年前のタイムマシン〜オープニングに向けて

と言うことで皆様本日もご機嫌麗しく。

こちらは随分と暑くなってきたニューヨークです。

とは言えハタはマンハッタンに住めるようなご身分でもありませんので、

ブルックリンの端っこの方からマンハッタンを川越しに眺めていることの方が多いです。

本日もお天気が良かったのでふらふらと歩いて河沿いまで歩いてきました。

ニューヨークの夏はそこそこ暑いですが、やはり日本から比べると湿度が低いので日陰に入ればそれなりに爽やかです。

日陰日陰を伝って歩きながらプエルトリコの町からユダヤ人の町の川沿いまでおよそ30分ほど。


まあ色々とおシャンティーな地域ではありますので、道ゆく人皆美しく。

絵に描いたような美男美女が絵に描いたような場所で絵に描いたような週末を送っていらっしゃいますが、

それを見るたびに

「一体どの呪文を唱えたらあんなキラキラの男前になるんやうちの高校の松田先生は教えてくれへんかったぞ」

と唇を噛み締めながら遠くから眺めています。あれですね、同じ平面上にいるはずなのに同一平面上に生息しているとは思えません。

同じ平面だけど次元が違う。アセンションですね。

 思い起こせばおよそ15年近く前、ハタはロサンゼルスにおりました。ちょうどその頃ファイヤーキングなんかが大流行りでして。

当時お店を始めたばかりのごくらく亭さんと、「ミルクグラスの品物をお店に並べても面白いんじゃね?」くらいの軽いノリでいくつかその当時のヴィンテージ食器を買ってごくらく亭さんのお店に並べていてたんですが。15年の歳月って怖いですね。

そんなことお互いすっかり忘れてました。

で、今回ごくらく亭さんが整理したら奥からごそっと出てきたんですね、その当時アメリカで買ったものが。で、並べてみたら「あれ、15年前に買った割にはセレクト効いてるなあ」と我ながら思ったわけですね、ええ。あの当時売れ筋だったものを一切選んでない。まあファイヤーキング全盛の頃に敢えてメキシコのミルクグラスセット入手してますし。日本では全く無名ですけど可愛いんですよね、あれ。まあハタも結構天邪鬼ですので、流行ってるからって人と同じものを扱うのは嫌なんですね。その辺の底意地の悪さが前面に出たラインナップでしたが、今見てもミッドセンチュリーモダンのかなり良いものを選んでいて、「あ、これをまず皆さんに見ていただこうか」と言うことになりました。そこにごくらく亭さんの秘蔵コレクションも追加。と言うことでオープニングから在庫処理、というまさかの展開に。とは言え品物はもうすでに日本では未紹介&入手困難なものばかりで、北欧モダンからアメリカのミッドセンチュリーモダン、そして本気アンティークまでお好きな人は狂喜乱舞のブツが揃っているのは保証します。

ごくらく亭さんに「目標額は?」と聞いたところ、「マキタの草刈機が買えるくらい」とのことでしたので、

目標はマキタの草刈機です。

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