という事で皆様ご機嫌麗しう。
こちらはお盆を過ぎた頃から気温が若干下がり始めたブルックリンです。この時期は比較的夕立がするのですが、その度に少しづつ涼しくなってきます。まあニューヨークの緯度を考えると日本だと青森とか北海道の南くらいなので、その辺は夏も若干短いような気がします。
とはいえ9月くらいに突如猛烈に暑くなったりするのでその辺はまだ油断ができません。今日は見事なまでの快晴の1日でした。
まあだいたいこんな街並みだと思っていただければ。ブルックリン、意外と高い建物は少ないです。
今朝は家人と今まで行ったことのないカフェーで茶しばいてみるか(関西的表現)、ということでこの写真を撮った近くのカフェーに行ってみましたが、まあおしゃれで小綺麗なんですけど、音楽がねえ。朝っぱらから厨二病全開のお子ちゃまヒップホップでうんざり。
いや、別にヒップホップが嫌なんじゃないんですけどね。1990年代のオールドスクールな感じのヒップホップは割と好きなんですけどね。
基本「悪に憧れるガキ文化」が嫌いなんですねー(笑)。二十歳で卒業して大人になる、という線引きをちゃんとしてる日本の暴走族ってほんと偉い。まあたまに卒業できてない人もいるようですが。
まあハタが住んでいる地域は主にプエルトリコの移民の皆さんがお住まいです。いわゆるブラティーノ、言われるスペイン語を喋る黒人さんがたくさんおられます。ぶっちゃけ町としてはスペイン語が公用語です。なので、スペイン語を喋る人全般がごっちゃになって生活されている地域でもあります。たまに薬局で並んでると、メキシコ系のおっちゃんに「セ・ハブラ・エスパニョール?」って聞かれるんですけど、ごめんなさいスペイン語まだ勉強できてません。なので申し訳なく思いつつも「ごめんなさいスペイン語できないんです」と答えます。でもまあここまでわかりやすいユニバーサルアジア人顔のハタにスペイン語で聞こうとするのも何でやねん、と思ったりもするのですが。
で、主に週末の朝に見かけるわけですよ、これを着用されている方を。
あーそういや昔のMTVとかでヒップホップの人が被ってたあれだー
最近では午前中に近所のカフェーでベンチに座ってコーヒー飲んでる間に3人見かけました。「あれ?またこういうオールドスクールなヒップホップスタイル復活の兆し?」と思って見てたんですが、ふと気がつきました。
あれ、何ですか?
最初日本でヒップホップが流行り始めた時にテレビでそれを見たときは「なんでタイツ被ってはるのかしら」と素直に疑問でしたが、
疑問もなにもまず名前を知らない。そしてどういう意味があるのかもよくわからない。日本でもヒップホップが大流行りだった頃も流石にこれを被って街中歩いてる人は少なかったように思います。機能的にはきっと髪の毛に関わることだろうから、もしかしたら寝癖防止とか、ナイトキャップ的な意味合いがあるのかなー、と推測していました。ほら、やっぱり黒人さんってアフロの方が多いし、あんなに綺麗に丸く形を維持するためにはやっぱり寝る時にきちんとケアされてるのかなー、って。電車乗ってて寝癖で後頭部が凹んだままのアフロの人とか見たことないですし。
なので、聞いてみたんですね。以前からLAでお世話になってた方に。その方は以前黒人さんの旦那様と結婚されていたので、その辺の黒人さんの文化はよくわかっていらっしゃる方。そしたら判明しました。
名称:ドゥーラグ
目的:主に面倒臭い時に着用する
だそうです。その方曰く「ゲットーの行動基準は「面倒臭いかどうか」。確かにナイトキャップ的な意味合いも無いわけではないが、基本は面倒臭い時に着用する。」とのこと。
そっかー面倒臭いんだーだよねー面倒臭いよねー
それ以降街中でこのドゥーラグを着用されている方を見ると、「ああ、なんか面倒臭いんだな」と理解するようになりました。
どうりで土曜日の朝あたりによく見かけたわけです。だって面倒臭いじゃないですか、土曜日の朝とか。ああー、かったりーなー、だりーなー、という時にはこのドゥーラグを。とりあえず面倒臭い感じをヒップホップな感じで演出できます。日曜日に家族の相手をする時にこのドゥーラグを被っておけば、家族にも「ああ、この人は今なんか面倒臭いんだな」と何となく伝わるわけです。なんかいいですね、こう、前もって自分の状態を他人が察してくれるというか、これ被ってたら他の人が適当に放っておいてくれるとか。何でしょう、先人の知恵的な何かでしょうか?
あ、でも案外これの上に麦わら帽子とか被ったら夏の畑作業とかには最適かもしれません。よく見たら首の後ろをきっちり隠せるので日射病対策には結構いけそうです。
皆様ぜひお試しを。
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